茶の音・堺
- 運営設計
CONCEPT
和カフェ「茶の音・堺」は、旧泉北すえむら資料館(展示棟)に生まれました。ここはかつて、古墳時代につくられていた最古の器ともいわれる須恵器(すえき)が展示されていた場所。土の文化を伝えてきた空間に、今度は“お茶”が響く時間をつくりたい——そんな想いから、準備が始まりました。メニューは、ドリンクもおやつも、できる範囲で原材料にこだわり、身体にも環境にもやさしい選択を心掛けています。無農薬米粉、抹茶、ココナッツシュガー、小豆に加え、有機無調整豆乳、有機メープルシロップ、平飼い卵など、日々の「おいしい」の奥にあるやさしさも、大切に積み重ねています。ドリンクメニューの一部は、千利休のふる里・堺創業の老舗「つぼ市製茶本舗」さんに監修いただき、お茶の香りや余韻、温度の違いまで丁寧に整えました。店内の塗装設計には、須恵器と同じ「泉州土」を原材料にした土の塗材「Habitatto - ハビタット -」を採用しています。過去から現代、現代から未来へ繋ぐ。積み重なる時を、地層で表現する。土がもつ粒子や陰影のゆらぎが空間に静けさをつくり、訪れる人の呼吸を少しだけ整えてくれます。この場所には、“いつか”を待っていた素材の時間も重なっています。遡ること2021年8月、space.SUEMURAのオープンにあたり設計したウッドデッキで使用した栗材。施工時の余剰分が倉庫に眠っていたその栗材が、スツールとして生まれ変わり、いま店内で活躍しています。時間も素材も、きれいにつながっていく感覚を大切にしています。器は、地域の皆さまに呼びかけてお譲りいただいた和食器を使わせていただきました。押入れや倉庫で眠っていた器たちが、いまはこの場所で日々の一皿として使われています。お譲りくださった皆さま、本当にありがとうございました。大切に使わせていただいています。また同じ館内にあるGreenSalon wgさんの商品も展示させていただき、栽培を終えた後に伐採され不要とされてしまう珈琲の木をディスプレイとして再活用しました。一本一本表情の違う木が並ぶことで、店内にはどこか流木ミュージアムのような佇まいが生まれています。プレオープン初日の1/29(水)は、2025年に入って最初の新月で、旧暦では旧正月、1年のはじまりにあたる日でした。そこから3/28(金)までをプレオープン期間とし、いただいたご意見・ご感想を受け取りながら、少しずつお店のかたちを整えてきました。旧泉北すえむら資料館も、前年8月から段階的にリニューアルが進み、いくつもの場が立ち上がった先に、茶の音・堺が加わり、3/29(土)には全館グランドオープンと記念イベント「堺陶邑(さかいすえむら)茶会」を迎えました。
茶の音・堺は、より心地よい時間をお届けできるよう、日々手を入れながら育て続けています。土の記憶が息づく場所で、お茶の音がひらく静かなひとときを、ぜひ体感しにいらしてください。
CREDIT
塗装設計 : 上山浩之
装飾 : 小宮さえこ
施工 : shu
店長 : 阿武愛
プロデュース : 甚田知世
装飾協力 : GreenSalon wg
茶の音・堺
〒590-0116 大阪府堺市南区若松台2-5-1(大蓮公園 旧泉北すえむら資料館 展示棟内)
TEL:070-3247-3676 10:00–16:00
Closed:月・日・祝
※土曜日不定休。臨時休業あり。Instagramをご確認ください
Instagram:@chanooto.sacay
CREDIT
塗装設計 : 上山浩之
装飾 : 小宮さえこ
施工 : shu
店長 : 阿武愛
プロデュース : 甚田知世
装飾協力 : GreenSalon wg
茶の音・堺
〒590-0116 大阪府堺市南区若松台2-5-1(大蓮公園 旧泉北すえむら資料館 展示棟内)
TEL:070-3247-3676 10:00–16:00
Closed:月・日・祝
※土曜日不定休。臨時休業あり。Instagramをご確認ください
Instagram:@chanooto.sacay


